クレジットカード

クレジットカードデビュー!注意点と困ったときの便利な対処法

キャッシュレス決済が加速している現代ではクレジットカードを持っていないと不便な場面があるかもしれません。

今回の記事では、初めてクレジットカードを作る際に知っておくべきことや注意点を紹介するので、これからクレジットカードを作ろうとしている人や作ったばかりの人はぜひ参考にしてください。

クレジットカードの仕組み

クレジットカードは、商品やサービスの代金をカード会社が一時的に立て替え、利用者が後日まとめて支払う「後払い」の決済手段です。

クレジットカード払いの基本的な流れ

クレジットカードの決済は、①利用者が店舗やECサイト(加盟店)でカードを使って支払いを行い、②加盟店が商品やサービスを提供した後にクレジットカード会社へ支払いを請求し、③カード会社が加盟店に対して利用代金を一時的に立て替えて支払った後、利用者に請求を行い、④最終的に利用者がカード会社へ代金を支払うことで完了します。

支払い方法の種類

支払い方法には、翌月に全額を支払う利息のかからない「一括払い」、決められた回数に分けて支払う利息のかかる「分割払い」、毎月一定額を支払うが利息が高めの「リボ払い」の3種類があります。

クレジットカードの基本的な注意点

クレジットカードを初めて持つ人が知っておくべき基本的な注意点を紹介していきます。

使いすぎに注意

クレジットカードは後払いのため、つい使いすぎてしまうことがあり得るので、月ごとの予算を決め、利用明細をこまめに確認しましょう。

限度額がある

クレジットカードには限度額というものがあり、限度額を超えると決済ができなくなってしまうので、限度額を把握し、大きな買い物をするときは計画的に利用する必要があります。

支払い遅延に注意

支払いが遅れると、延滞料が発生し、信用情報にも影響するので、引き落とし口座の残高は常に確認し、支払日を忘れないようにアラームを設定するようにしましょう。

年会費の支払い

クレジットカードには無料のものと、年会費がかかるものがありますが、年会費のかかるカードは様々な特典があります。
特典が自分にあったものでなければ、会費の無駄払いになってしまうので、自分にあったものかどうかを確認したうえでカードを選ぶようにしましょう。

クレジットカードを安全に使うためのポイント

クレジットカードは現金がなくても使えるという利便性があるのですが、同時に危険性もありますので、安全に使うためのポイントを紹介します。

カード情報の管理

カード番号とセュリティコードが知られると不正利用される可能性があるため、第三者に教えないようにしましょう。

また、セキュリティの弱いフリーWI-FIではカード情報を入力しないようにすることも安全に使うためのポイントです。

不正利用のチェック

身に覚えのない利用がないか、毎月明細を確認するようにして、万が一不審な取引を見つけたら、すぐにカード会社に連絡してください。

紛失・盗難時の対処

万が一、カードを紛失・盗難された場合は、すぐにカード会社に連絡して利用を停止しなければならないので、カード会社の緊急連絡先をあらかじめスマホに保存しておきましょう。

暗証番号の管理について

暗証番号を知られてしまうと不正使用の危険が一段と高まりますのでしっかりと管理が必要です。

簡単すぎる番号を避ける

暗証番号は誕生日、電話番号、住所の一部など推測されやすい番号は避けるべきです。また、1234や0000のような簡単なパターンはリスクが高いです。対策として、予測が難しい4桁の番号(家族や友人にも知られていないもの)を設定しましょう。

他の暗証番号と同じにしない

他の暗証番号と同じにしないことも大事です。銀行口座やスマートフォンの暗証番号と同じにすると、万が一情報が漏れた場合、複数のサービスが一度に悪用される恐れがあります。

暗証番号を他人に教えない

家族や親しい人でも、カード番号や暗証番号を共有することで悪用されるリスクが高まります。

書き留めたり保存しない

メモやスマートフォンに記録しておくと、紛失や盗難時に悪用される可能性があるので、番号は覚えるようにし、記録に残さないことが基本です。

公共の場で注意する

周囲に暗証番号を盗み見され、不正利用されるケースがあるので、ATMや店舗で暗証番号を入力する際、他人に見られないよう手で覆うなどの工夫をしましょう。

クレジットカードの選び方

クレジットカードを選ぶ際には、自分の生活スタイルや利用目的に合ったカードを選ぶことが大切です。

年会費の有無

年会費無料のカードは初めてカードを作る人や、コストをかけずに利用したい人におすすめです。

年会費有料のカードは年会費を払う代わりに、特典や付帯サービスが充実しているカードがあります。例えば、旅行保険や空港ラウンジ利用などの特典サービスがあげられます。

ポイント還元率

日常の買い物や公共料金の支払いでポイントが貯まりやすいカードを選びましょう。
一般的な還元率は0.5%からで、1%以上になってくると高還元率と言われます。

困ったときの対処法

クレジットカードを使用している際に困った状況に直面した場合、適切な対処法を知っておくことが大切です。

支払いが難しくなった場合

収入の減少や予想外の出費で、カードの支払いが困難になることがあります。
支払日に遅れる前に、カード会社に連絡して状況を説明することで、支払いの分割や一時的な猶予を相談できる場合があります。また、一括払いからリボ払いに変更することで、毎月の負担額を軽減できますが、利息が高くなるため注意が必要です。

身に覚えのない請求があった場合

利用明細に知らない取引が記載されている場合、不正利用の可能性があります。
不審な取引が発覚したら、カード会社に連絡して調査を依頼し、不正が確認されれば、利用金額が補償される場合があります。

カードを紛失・盗難された場合

カードを紛失したり、盗難に遭った場合は、すぐにカード会社に連絡し、カードを停止してもらいましょう。
そして、盗難の場合は、最寄りの警察所に届け出を行い、被害届を提出します。
なくなったカードについては、カード会社に再発行を依頼して、必要な手続きを進めます。

カードが利用できなくなった場合

店舗やオンラインでカードが使えなくなることがあります。
その場合は、利用限度額を超えていないか、前回の支払いが遅れていてカードが一時停止されていないか、カードの有効期限が切れていないか、を確認しましょう。
それでも使えない理由が分からない場合は、カード会社に連絡して状況を確認しましょう。

リボ払いで高額な利息が発生している場合

月々の支払いが少額に設定されているため、支払い期間が延びるにつれて、元金に加えて支払う利息が増えていきます。当初の購入額よりも、最終的に支払う総額が大幅に高くなる可能性があります。
可能であればリボ払いの残高を一括で返済し、利息を抑えることがおすすめです。

まとめ

クレジットカードを使う上で一番注意したいところは、使いすぎです。クレジットカード初心者は特に注意しましょう。

そして、不正利用対策の習慣として、明細書で身に覚えのない請求がないかチェックが肝心です。また、暗証番号をしられないようにしっかりとした管理も大事です。

クレジットカードは色々と種類がありますが、年会費の有無・ポイント還元率・特典に注目して選びたいです。

使っていて困った時の対処法としては、クレジットカード会社に連絡することが鍵になるので、カード会社の緊急連絡先のスマホ保存をお忘れなく!