カードローン

カードローンの流れってどんな感じ?初めての申し込みをわかりやすく紹介します

「急な出費が重なって、カードローンの利用を考えているけど、どうやって申し込むの?」「審査って通るかな?」など、はじめてカードローンを利用する方は不安がいっぱいだと思います。

実は、手続きはそれほど複雑ではありません。スマートフォンやパソコンからでも申し込めて、審査も最短30分程度で結果が分かるサービスも増えています。
今回は、カードローンの申込みから実際にお金を受け取るまでの流れを、誰にでも分かるように順を追って説明していきます。

カードローンってどんな仕組み?まずは基本をおさえよう

カードローンは、あらかじめ決められた限度額の範囲内で、必要な時に必要な分だけお金を借りられる個人向けの融資サービスです。一度審査に通過すれば、限度額内なら何度でも借り入れができます。

たとえば、限度額が50万円の場合、最初に20万円を借りて、そのうち10万円を返済したら、また40万円まで借りられるようになります。借入と返済を繰り返せるので、急な出費に柔軟に対応できます。
金利は、利用する金融機関によって大きく異なります。金利は日割り計算で、実際に借りている期間分だけかかります。例えば、年利14.5%で10万円を20日間借りた場合の利息は、10万円×14.5%×20日÷365日≒795円となります。

返済の仕組みについて、もう少し詳しく説明しましょう。毎月の返済額は、借入残高によって変わってきます。たとえば、30万円借りている場合の返済額と、10万円借りている場合の返済額は異なります。借入残高が多いほど、毎月の返済額も多くなります。

実際の利用ケースを挙げてみると、給料日まであと1週間というとき、10万円を借りた場合、7日分の利息だけがかかります。全額返済すれば、それ以降の利息は発生しません。このように、必要な期間だけ借りられるのがカードローンの特徴です。
返済日の設定も重要なポイントです。給料日の3日後に返済日を設定すると安心です。給料の振込みとの間に余裕があるため、残高不足による延滞を防ぐことができます。

申し込み前にチェック!準備しておくべきこととは?

カードローンを申し込む前に、いくつかの準備が必要です。手続きをスムーズに進めるために、必要な書類や情報を確認しておきましょう。

必要な本人確認書類(いずれか1点)

運転免許証:有効期限内のもの
マイナンバーカード:表面の写真がある面
健康保険証:記号・番号が確認できるもの
パスポート:有効期限内のもの

本人確認書類は、申込時にスマートフォンなどで撮影して提出することが多いため、あらかじめきれいな状態にしておくことをおすすめします。カードの汚れや傷みがひどいと、再提出を求められる場合があります。
借入額によっては、収入証明書も必要になります。具体的には、借入額が50万円を超える場合や、他社との借入合計が100万円を超える場合です。

収入証明書類(いずれか1点)

源泉徴収票:直近のもの
給与明細書:直近2ヶ月分
確定申告書の控え:税務署の受付印があるもの

給与明細書は、会社名や支給額が明確に記載されているものを用意します。コピーではなく原本が必要なケースが多いので、大切に保管しているものを準備しましょう。
また、お金の受け取りや返済に使う銀行口座の情報も必要です。給与振込口座として使っている口座を使うと便利です。口座の情報として必要なのはこちらになります。

金融機関名
支店名
口座番号
口座名義人名

申し込み前に、現在の収入状況や他の借入状況もしっかり確認しておきましょう。毎月の収入から、生活費や他の支払いを差し引いた金額を把握しておくと、無理のない返済計画が立てられます。

申し込み手順を詳しく解説!オンライン申し込みが便利

基本情報の入力

まずは、以下の情報を入力します。
氏名(フリガナ含む)
生年月日
現住所と居住年数
電話番号(携帯・自宅)
メールアドレス
家族構成

入力時は、住所や氏名を正確に入力することが大切です。特に、マンション名や部屋番号まで省略せずに入力しましょう。後で本人確認書類と照合されるため、細かな違いがあると手続きが遅れる原因となります。

職業・収入に関する情報

続いて、仕事に関する情報を入力します。
勤務先の名称と所在地
勤務先の電話番号
部署名
勤続年数
年収(手取り月収)
他の借入れ状況

勤務先情報は、会社の正式名称を入力します。略称や通称は避けましょう。また、勤務先の電話番号は、確実に繋がる番号を入力することが重要です。在籍確認の際に使用されることがあるためです。

本人確認書類の提出

スマートフォンやパソコンのカメラで撮影し、データを送信します。
明るい場所で撮影
四隅がはっきり見える
文字が読める
影や光の反射に注意

撮影する際は、書類全体が枠内に収まるようにします。
特に端の部分が切れていたり、ピントが合っていなかったりすると、再提出を求められることがあります。

借入希望額の入力

希望する限度額を入力します。実際の限度額は審査で決定されます。この時点では、余裕を持った金額を設定しておくと安心です。

審査はどんなことをするの?

収入と職業の確認

審査では主に、返済能力の確認が行われます。
具体的には以下のような項目を確認します。
安定した収入があるか
年収は基準を満たしているか
勤続年数は十分か
勤務先の状況

勤務先への在籍確認の電話がある場合もあります。
これは実際に働いているかを確認するためのもので、カードローンの申し込みをしたことは伝えられません。在籍確認の電話は、通常、人事部や総務部宛てにかかってきます。

現在の借入状況のチェック

他社での借入残高
総借入額は年収の3分の1以内
他の返済状況
クレジットカードの利用状況

このチェックは、借入れの総額が返済可能な範囲に収まっているかを確認するためのものです。他社での借入れがある場合でも、総額が基準内であれば審査に通過する可能性があります。

信用情報の確認

過去の返済履歴
延滞などの記録
公共料金の支払い状況

携帯電話料金や公共料金の支払い状況も、審査の重要な判断材料となります。普段から計画的な支払いを心がけることが大切です。
審査結果は、早ければ30分程度で出る場合もありますが、通常は1〜3営業日程度かかります。土日祝日をはさむ場合は、さらに日数がかかることがあります。

審査に通過すると、契約手続きに進むことができます。契約内容をしっかり確認したら、借入れの手続きに進みます。契約書類は電子契約で済ませられることが多くなっています。

いよいよ借入!お金を受け取る方法をチェックしよう

審査に通過して契約が完了したら、いよいよお金を借りることができま。受け取り方法は主に3つあります。それぞれの特徴と手順を詳しく説明します。

ATMでの借入

最も一般的な受け取り方法です。手順は以下の通りです。
カードを挿入して暗証番号を入力
「お借入れ」や「カードローン」のメニューを選択
借入金額を入力
内容を確認して確定
現金を受け取る。

ATM利用のポイント
コンビニATMや提携金融機関のATMが利用可能。
24時間利用できるATMが多い。
提携ATMなら手数料無料のことが多い。
1回の借入限度額は通常50万円まで。

口座振込での受取

スマートフォンやパソコンから手続きできる方法です。
専用サイトやアプリにログイン
振込金額を入力
振込先口座を確認
内容を確認して申込み完了

振込受取のメリット
24時間振込申込ができる。
平日15時までなら当日振込が多い。
指定した口座に直接入金される。
ATMに行く必要がない。
振込手数料は通常無料

店頭での受取

窓口で直接受け取る方法です。
本人確認書類を持参
受取時間は営業時間内
その場で質問や相談ができる。
確実に受け取れる。

まとめ

カードローンの利用は、準備→申込み→審査→契約→借入という流れで進みます。最近は、スマートフォンやパソコンからの申込みが主流で、来店不要で手続きが完結することも増えています。
ただし、借りすぎには十分な注意が必要です。自分の収入をしっかり確認し、返済計画を立ててから利用するようにしましょう。不安な点がある場合は、各社の相談窓口に問い合わせてみることをおすすめします。

計画的な利用を心がければ、カードローンは急な出費に対応できる便利な資金調達の手段となります。この記事で紹介した流れを参考に、慎重に手続きを進めていって下されば幸いです。ここまで、お読みくださりありがとうございました。